1878年(明治11年)5月、アメリカ宣教師アッキンソン氏が高知に伝道されたことをきっかけにして、同志社神学校(現在同志社大学神学部)を卒業し、神戸の教会の牧師として勤めていた杉浦義一牧師により、1887年(明治20年)に土佐教会が設立されました。戦火による焼失などを経て、当時大橋通商店街にあった教会は仮会堂として建てた鷹匠町から現在の与力町(後藤象二郎旧邸跡)に新築移転しました。
聖泉幼稚園は1952年(昭和27年)3月15日、「幼な子をキリストへ」という使命を持って土佐教会付属の幼稚園として開園し、翌年(1953年)に認可園となりました。 開園に当たっては、信徒で聖山幼稚園を経営しておられた小川清司氏からの寄付と融資を受け、当時の土佐教会牧師夫妻だった、児玉浩次郎夫妻が基礎を築かれました。2年後には増築、1963年(昭和38年)には園舎の新設を行いました。 2003年(平成15年)には教会堂と共に建て替えを行い、21世紀を担う子どもたちのために新園舎が完成しました。
県内でも有数の歴史を持つ公認幼稚園として、現在までに2千数百名の卒園生を送り出し、各方面で活躍しています。日本の幼児教育・女子教育をリードし、大きな働きをしてきたキリスト教主義(プロテスタント)教育が教育理念の基本です。キリスト教主義教育をなす学園が加盟する全国組織、社団法人キリスト教保育連盟の加盟園として、教育の充実を図っています。